公開講座「自動機械の秘密を探る2009」開催




  和歌山工業高等専門学校(堀江振一郎校長)知能機械工学科(福田匡主任教授)では、8/30(日)、JST(独立行政法人 科学技術振興機構)の支援を受け、中学生2・3年生を対象にした公開講座「自動機械の秘密を探る2009」を開催し、マイクロコンピュータを使用した「マイコン水準器」を作成した。
 定員10名で参加者を募集したところ、定員を超える多数の応募があったため、急遽定員を12名に増やして開催した。
 最初に知能機械工学科佐野和男准教授から本講座に関する諸注意があり、続いて今回の秘密の部分「加速度センサ」を利用した角度検出方法と、キットの組立てに関する講義を受けた。その後、溝川教授、濱口技術専門職員を交えた体制で参加者のキット組立てを指導した。マイコン水準器はパソコンとUSB接続される構造となっており、マウスと同様の動きをするようプログラムされている。和高専よりマイコン水準器を使ったオリジナルなパソコンゲームを提供、参加者は自分で完成させたマシンを使ってゲームを楽しんだ。今回のキットは和高専オリジナルのため、市販キットのような詳細な組立て説明書は準備されていなかった。参加者は図面と半田付けに苦労しながら組立てにチャレンジした。苦労した分、完成したときの喜びは大きく、大いに満足した様子であった。

説明する佐野准教授 溝川教授からアドバイスを受ける
濱口技術専門職員からアドバイスを受ける 提供した和高専オリジナルゲーム
(道に沿ってSRTからENDまでを最短時間で!)