なるほど体験科学教室
「機械加工を体験しよう」開催

 この公開講座のテーマは、実習工場にある機械や道具を用いて機械加工作業を体験し、生活の中で役立つ製品を製作することを目的として開催した。
 募集定員10名のところ開催日延期前の参加者は11名であったが、延期後の参加予定者は10名、インフルエンザ等の諸事情により当日の参加者は6名であった。
 機械加工の未経験者が約2時間の作業時間で行える作業として、けがき作業、穴あけ作業、ねじ切り作業を中心に行えるテーマを設定した。
 このために卓上バイスの製作を行った。
 大部分は前もって加工した部品ではあるが、これらの一部に上記の作業を行うことができるようにした部品を用意し、これを機械加工を行った後組み立て作業をするだけで完成するようにした。
 参加者全員ははじめての加工体験であり、使用する工具やジグの使い方を説明し、その後1工程ずつ全員が同時に進行したため、最後の組み立てや塗装はほぼ同時刻に終了した。
 参加者は、はじめての体験であるが楽しく行ったとの感想が多数有り、今後の公開講座のテーマの方向として加工体験を取り入れることが必要と思われる。

 なお、この講座は、JST地域ネットワークの支援を受けて開催された。

実験の様子