体験型公開講座
「世界の化学・生物実験〜楽しい化学実験〜Flavor:フルーツの香り」



(1) 実施機関: 和歌山工業高等専門学校
(2) 出席者: 野村英作(和歌山工業高等専門学校物質工学科・教授)
奥野祥治(和歌山工業高等専門学校物質工学科・准教授)
河地貴利(和歌山工業高等専門学校物質工学科・准教授)
(3) 日 時: 2011年8月27日(土)10:00〜12:00
(4) 場 所: 和歌山工業高等専門学校
(5) 参加者数: 中学3年生20名
(6) 活動概要:  中学生を対象に化学および生物工学に関する実験の楽しさを体験してもらうためにシリーズで開催している「世界の化学・生物実験」の一環として、今回は「Flavor:フルーツの香り」と題して実験を行ってもらった。
(7) 立会い者による所感: 河地貴利(和歌山工業高等専門学校物質工学科・准教授)
 参加者にオレンジの皮から水蒸気蒸留によって抽出された精油(リモネン)を嗅いでもらったところ芳香に感激していた。また、アルコールとカルボン酸からバナナ臭のするエステルを合成した実験では、原料と生成物の臭いが大きく異なること驚いていた。今回は、エステルを中心とした香料に関する実験を通して、身の回りに数多くの物質があり、それぞれ重要な役割を持っていることを理解してもらえたと感じた。

バナナ臭を持つエステル合成の様子 バナナ臭を持つエステル合成の様子
オレンジの皮の水蒸気蒸留の観察 ブドウ臭を持つ香料の調合の様子