和高専・次世代テクノサロン
(1) | 実施機関: | 次世代エネルギー研究所 和歌山工業高等専門学校 和歌山高専産官学技術交流会 和歌山県 御坊市 南紀熊野産官学技術交流会 |
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(2) | 日 時: | 2011年9月14日 18:00〜19:30 | ||||
(3) | 場 所: | 花ご坊(御坊市) | ||||
(4) | 参加者数: | 12名 | ||||
(5) | 活動概要: | 平成19年度より、地域の経済・産業界との連携を強化し、交流を活発化させることで地域産業の振興に繋がることを祈念し、各方面の研究機関の方々、企業の第一線で活躍する高専の卒業生さらに教員を講師に迎え、最新の産業技術や研究成果などを学び、情報交換を行なう“和高専・次世代テクノサロン”を開催しています。 今回、石橋技術士事務所の石橋伸之先生を講師に招き、「3.11災害を契機に今後のエネルギー問題を考える」と題し、平成23年9月14日に第31回目となる和高専・次世代テクノサロンを開催した。 |
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(6) | 立会い者による所感: | 高木浩一(NPO法人次世代エネルギー研究所・監事) 中本純次(和歌山工業高等専門学校環境都市工学科・教授) 石橋講師は静岡大工学部、電子工学科を卒業後、東芝に入社され、主に通信・放送部門の技術者としてご活躍されました。東芝を退社後日本エレクトロニックシステム(株)の取締役となられました。その後石橋技術士事務所を立ち上げ各方面で幅広い知識を持ってご活躍中です。ご講演は多くの文献を紹介しながら、東日本大震災の時に生じた、福島原発事故について、スリーマイル島やチェルノブイリ原発事故の情報と比較しながら、日本の原発に対する情報公開の問題点について言及されました。さらには電力供給に対して、原発の在り方、および再生可能エネルギーとの関連性について、幅広い観点から問題提起をされました。そして10年後、20年後のエネルギーに対するビジョンを早く構築し、それを実行していくべきであろうと結ばれました。受講者から、「もしすべての原発を止めると、どの様になるか」の質問が出て、「原子力の技術的問題やエネルギー供給の問題等で現時点では急には止めることが出来ないだろう」ということであった。エネルギー問題は聴講者一人一人が考えていかなければいけない問題であることを再認識させられました。 |
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